茨城県大洗町はかつての常陸国の沿岸の一地域でした。
奈良時代の常陸国風土記に「常陸国は土地が広く肥沃で山海の恵みが豊かで、常世の国(海のはるかかなたにある住人が不老不死の理想郷)のようである」と紹介されています。

歴史を遡ると、縄文時代から古墳時代にかけて、小さな大洗町に百ヶ所を超える遺跡や古墳が確認されていることから、広大で穏やかなラグーン(汽水域)の恩恵による豊かな暮らしが想像できる「海の郷」と呼ぶことのできる海の町です。

しかしながら自然災害や戦禍とは無縁ではありません。

大洗は平安時代創建の大洗磯前神社を起点に幾多の自然災害や戦禍を乗り越え、海の郷の環境を活かして、人々を受け入れ救済する保養風土を育んできました。

大洗の風土が育んだ開運は、清浄な気候と豊かな水がもたらす自然環境で心の平安を得ること、そして海の町を舞台に人々が和合し豊かな人生を拓くことです。
ぜひ、開運のために大洗町にお越しください。

令和 六年立春

神磯の鳥居